小児歯科Pediatric Dentistry
乳歯の虫歯は、お子様のお口の成長に悪影響を及ぼします
「子供の乳歯はいずれ抜けて永久歯に生え変わるのだから、虫歯になっても放っておいて良い」というのは間違った認識です。
乳歯が虫歯になると以下のような影響が出るからです。
- 食物が正しく噛めなくなり、消化不良を起こす
- 正しい言葉の発音が身につかなくなる
- 顔や顎の形がゆがむ
- 永久歯が正しく生え揃わない(歯並び・嚙み合わせへの影響)
子供の乳歯は永久歯と比べて歯質が弱く、厚さも永久歯の半分ぐらいしかないため、非常に虫歯にかかりやすいうえ、進行も早いです。お子様の虫歯を見かけたら、すぐにご来院ください。
定期検診について
当院ではお子様との信頼関係を築きながら検診を行っています。お子様の歯を守るためにも、定期的に検診を受けさせてあげてください。
子供の予防歯科
当院では、虫歯予防のために、「フッ素塗布」や「シーラント」、「ブラッシング指導」を行い、お子様の歯の健康をサポートしております。
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<フッ素塗布>
フッ素塗布とは、フッ化ナトリウムと呼ばれる物質を歯に塗布する治療です。フッ化ナトリウムには虫歯を予防し、酸の生成を抑える働きがあります。
フッ素塗布は大人が行っても効果がありますが、歯の弱い子供が行うとさらに大きな効果を得られます。
必要な塗布回数は口内の状態によって異なりますが、1年に2回~4回程度塗れば虫歯を30~40%程度予防できます。もちろん、フッ素塗布さえすれば虫歯が防げるというわけではなく、日々のブラッシングも大切になります。 -
<ブラッシング指導>
虫歯や歯周病を防ぐのに最も大切なのは、家で日々行うブラッシングです。歯科医院で数ヶ月に1回適切な予防治療を受けても、毎日のブラッシングが不十分だとその効果は弱まってしまいます。当院ではお子様が理解しやすいよう、しっかりとした歯の磨き方を教えています。
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<シーラント>
シーラントとは、生えはじめの永久歯の間にある溝をプラスチック樹脂で埋め ることによって虫歯を予防する治療です。生えはじめの永久歯は溝の形が複雑なため、どうしても磨き残しが発生しがちです。その溝を予めシーラントで埋めておけば、磨き残しが生まれることはなくなります。